今年で31回目のフジテレビ系「FNS27時間テレビ2017」(9月放送予定)の総合司会をビートたけし(70)が務めることが1日、分かった。たけしの同番組司会は92年から96年までの5年連続以来、21年ぶり6回目。進行役を関ジャニ∞村上信五(35)が務める。お笑いだけでなく、「日本の歴史」をテーマに「学び、笑い、楽しむ」を基本スタイルにする。

 中嶋優一チーフプロデューサーは「テーマも時期も変えて『シン・27時間テレビ』をゼロから作る。存在自体が歴史そのものの天才・たけしさんと、歴史好きな若者代表の村上さんの心強さに震えている」と、「ゴジラ」シリーズ最新作で昨年公開の映画「シン・ゴジラ」にかけてコメントした。

 とはいえ、たけしは「27時間テレビ」でハチャメチャに“大暴れ”してきた。第1回の87年は、前年12月の写真週刊誌「フライデー」編集部襲撃事件による謹慎からのテレビ復帰の場だった。91年には明石家さんま(61)の愛車レンジローバーを勝手に運転、車庫入れに失敗したふりをしてボコボコにした。翌92年から95年も毎年、さんまの愛車をボコボコにし、たけしならではの恒例ネタとした。

 08年、12年ぶりに「27時間テレビ」に出演した際は「伝説の花火師・火薬田ドン」というキャラで登場。さんまとナインティナイン岡村隆史(46)の愛車をペンキまみれに。その後も毎年のように火薬田ドンとして花火を暴発させ、騒ぎを巻き起こしている。

 たけしは「軽い気持ちで話を聞いたら、何と久々の総合司会! 今までと全く違う作り方だっていうから驚いた。思わず引き受けてしまいました。責任は全部フジテレビ」。村上は「たけしさんとご一緒させていただけることを大変うれしく思っております。僕はキャストとスタッフの橋渡し的役割」と話している。