歌手で作曲家の財津和夫(69)が大腸がんであることが2日、分かった。この日、所属事務所が公表したもので、治療に専念するため、今月下旬から7月下旬に予定した東京などの4公演を中止する。

 財津は5月下旬に体調不良を訴え、医師の診察を受けた結果、「腸閉塞(へいそく)」と診断され、同27日の郡山公演を中止した。さらに精密検査の結果「大腸がん(下行結腸がん)」と診断を受け、しばらくの間、治療に専念するという。そのため、今月25日の名古屋国際会議場センチュリーホール、同28日の大阪・フェスティバルホール、7月7日の東京・オーチャードホール、同22日の福岡サンパレスホテル&ホールの4公演を中止する。

 財津は「しばらくの間ステージ活動を休ませていただき、治療に専念させていただくことをお許しください。チューリップ45周年ツアーもラストスパートに差し掛かっていただけに心残りです。完走できなかった今回のツアーですが、来年にはチューリップの一員として新たなコンサートツアーを開始するつもりです」とコメント、復活を約束した。