トランプ米大統領は1日、アメリカが地球温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」から離脱すると発表。これに対し、熱心な環境保護運動家として知られるレオナルド・ディカプリオ(42)が不満をあらわにした。

 レオはフェイスブックの1700万人のフォロワーたちに向けて、「トランプ大統領の不注意な決断により、私たちの惑星の未来の居住性は脅かされた。私たちの惑星の未来は今までで最も危険にさらされている」とメッセージ。

 さらに、大統領の決断に対し行動を起こすよう呼びかけ、「今まで以上に、地球の温暖化を解決すると心に決めなくてはならない。科学的事実を信じない指導者たちに挑戦しなくてはならない。私たちが立ち上がり、団結し、反撃し、草の根運動にエネルギーを向ける時がやってきた」と語った。

 レオは今年4月、ワシントンD.C.で行われたトランプ政権の環境政策に反対する抗議デモに参加。大勢の人々とともにサインを掲げ、デモ行進した。パリ協定は190カ国以上が合意し、147カ国および地域が締結しているだけに、各国の首脳たちがアメリカの離脱に動揺を示しているようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)