11月19日付での退団を発表している宝塚歌劇団の宙組トップスター、朝夏(あさか)まなとが6日、大阪・梅田芸術劇場で、“プレ・サヨナラ”となるライブショー「A motion(エース・モーション)」の初日を迎えた。

 宙組の“エース”、朝夏が同組選抜の愛月ひかるら「朝夏ボーイズ」、純矢ちとせら「朝夏ガールズ」を率いてのライブ・パフォーマンスショー。02年に初舞台を踏んだ“エース・朝夏”にちなみ、同年のヒット歌謡曲をちりばめた構成で、朝夏は、演歌調にこぶしを回しながら「きよしのズンドコ節」も披露した。

 花組出身らしいキレのあるダンス、安定した歌唱力で宙組を率いてきた朝夏。「ミー・アンド・マイ・ガール」「スカーレットピンパーネル」「ロミオとジュリエット」など、宝塚歌劇の名作ナンバーも熱唱し、「楽しい!」と笑顔を弾けさせていた。

 梅田芸術劇場公演は11日まで、東京・文京シビックホールでは23~28日。

 朝夏は、8月18日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する次回本拠地作「神々の土地」「クラシカル ビジュー」がサヨナラ公演となり、同公演の東京宝塚劇場公演千秋楽となる11月19日に退団する。