声優で歌手の宮野真守が6日、都内で行われた米ドラマ「マクガイバー」プレミア試写会で、声優デビュー作でバディを組んだ土田大と、再びバディ役を演じた喜びを語った。

 「マクガイバー」は85年から米で放送され、日本でも88年から放送されて人気を呼んだ「冒険野郎マクガイバー」のリブート作品で、宮野は主人公マクガイバー、土田は相棒ジャックを演じる。

 2人は、宮野の声優デビュー作となった02年のアニメ「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」で、宮野がアキラ、土田はアキラのパートナーのデビル・ヘイロンを演じており、今回はその時以来、15年ぶりのバディ役での共演となる。

 宮野は「コンビ感、バッチリでしょ? なぜかというと…私がアニメデビューしたのは19歳。その時の相方が土田さんなんです。当時『デビルチャージ!!』をしていました。僕は全然、アニメの世界で右も左も分からない時にバディとして本当に、よくしていただきました」と感謝。

 土田は「今日、初めて言おうと思って。宮野君と今回、一緒にやらせてもらって1番、ビックリしているのは…宮野君のお芝居が本当に自然なんですよ。掛け合いが本当に楽しい。ぜひ、見ていただけたら幸いです」と宮野の成長ぶりを認めた。

 宮野は海外ドラマの主演は初めて。主演の米俳優ルーカス・ティルの声を吹き替えた感想を聞かれ「すごく自然体で演じてらっしゃる。クールな感じに乗っかって演じさせていらっしゃるけれど、お茶目でかわいいところも表現できたらと思いました。主役がこんなに出ずっぱりな役はない。出ていないページはない」とアフレコを振り返った。

 この日は、同じ80年代に日本で一世を風靡(ふうび)したドラマ「スケバン刑事」主演の浅香唯(47)が駆けつけた。宮野と土屋は、浅香から「2人の会話がリズミカル。引きつけられて。ちょっとだけ、わがままを言わせてもらえたら…生で見られたりとかすると」とねだられ、生アフレコを披露。浅香から「すごい! アフレコ、生でなかなか見られないですからね。ママ友に勧めます。宮野マックと土田ジャックは最後まで応援します」と大絶賛された。

 この日は山本舞香(19)も登壇。「マクガイバーの恋の行方も楽しみです」と笑みを浮かべた。【村上幸将】