ベテラン漫才コンビ、オール阪神(60)巨人(65)が15日、大阪市内で、3夜連続でネタ3本ずつを披露する単独ライブ「三夜連続漫才」(7月28~30日、大阪・YES THEATER)を発表。席上で、約2カ月前に、阪神はメニエール病で倒れ、巨人は頸椎(けいつい)の手術を受け、コンビそろって満身創痍(そうい)だと明かした。

 阪神は現在も「左耳がほとんど聞こえない」と言い、舞台でも「音が回ってお客さんの笑い声がまったく聞こえないので、相方の声を頼りに漫才をやっている」という。

 巨人も頚椎手術の影響で、右手は「20秒ほどしか上げられない」そうだが、自宅でダンベル運動を重ねて、趣味のゴルフには「復帰した」と明かした。

 そんなコンビが今回、3夜連続ライブを敢行するにいたった経緯は、桂南光の一言だった。

 「中田ダイマル・ラケット師匠が『爆笑三夜』っていうのをやったんですわ。今、できるのは阪神・巨人さんしかいない。自分が発起人になってもいい」

 南光からこう言われ、ライブを企画していたが、途中、病や手術があり、悩んだものの「やっぱり、やるなら今しかない」と思い、決行することにした。

 ライブでは「新婚旅行」「卒業式」「ボクはお医者さん」など、1日3本で計9本、披露する。ゲストは初日の28日が南光、29日は桂文枝、30日は大平サブローを迎える。