元SMAPの稲垣吾郎(43)草なぎ剛(42)香取慎吾(40)の3人が、9月8日をもってジャニーズ事務所との専属マネジメント契約を終了することが公になった19日、3人が本格的な中国進出に向けて動いていたことが分かった。

 18日にジャニーズ事務所からマスコミ各社に送られた3人の独立を伝える書面には、ジャニー喜多川社長からのコメントが出された。タレントの契約関連の動きについて、ジャニー氏から公式のコメントが出るのは極めて異例。19日、ジャニー氏が自らの意思で今回のコメントを出したことが分かった。

 ジャニー氏は「どこにいようとも、またどのような立場になろうとも、彼らを思う気持ちに変わりはありません」「SMAPはファンの皆様の心だけでなく、私の心にも永遠に刻み続けるすばらしい5人です」などとコメントし、独立する3人を温かく送り出す意向を示している。

 今年1月取材に応じた際、メンバーの動向について、それぞれの希望を尊重する意向を示した上で「(事務所から)出て行くということを前提に話はしていないと思いますよ。そんなやぼっちいタレントじゃないと思う」と「全員残留」への希望を明かしていた。

 親しい関係者によると、ジャニー氏は、スタッフから3人の独立決定を伝えられた際、とても残念がっていたという。それでも、デビューから25年以上第一線で活躍していく3人を精いっぱいねぎらうため、自分から「出すよ」と応じ、寂しさをこらえてコメントをつづったという。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀