歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が22日朝、ブログを更新し、乳がんで闘病中の妻小林麻央(34)と在宅医療を支える家族の現在を「日々の戦い」と評し「よくなってほしい、、ただそれだけ、」と、妻の回復をひたすらに願う、あふれんばかりの思いを吐露した。

 「日々の戦い、まおは日々 病と戦っています。支える側の家族も懸命に戦い日常を何事もないかのように過ごしながら家の中でひたすら戦ってます。必ず光明がさすとひたすら信じて支える。もう何年たったのか、日々の戦い、病とは恐ろしいものです。その事を毎日感じながら、乗り越えすごし耐え希望を持つ事」(原文のまま)

 海老蔵は7日に都内で行われた「第36回ベスト・ファーザー イエローリボン賞」発表・授賞式後の囲み取材で、妻の闘病生活について聞かれ「私は支える側なんで。最善の手を選択していくことを、協力的に、いろいろなことを学びながらやっていく。治すのは、やはり本人ですから。自分としては最大限のバックアップをしていくことが、彼女にとって1番の回復への近道」と強調した。

 また5月29日から始まった在宅医療について聞かれると「在宅というのは、なかなか大変なので、いざ何かした時に、予備知識…さまざまなことを準備することが家族の責任。そういうことを怠らないように日々、家で過ごすと緊張感がある」と実情を語った。

 その中、舞台、稽古、妻の看病、長女麗禾ちゃんと長男勸玄くんの子育てなどを並行する日々に話が及ぶと「当たり前のことの難しさを、どんどん積み重ねる。稽古するのも、舞台に出続けるのも、看病することも治療の選択をすることも、自分の自己管理をすることも、子どもの面倒を見ることも、他の家族のことを考えることも、当たり前にしていく。自分のキャパシティーを大きくしていく、ということ」と答えていた。

 海老蔵は麗禾ちゃんと勸玄くんを幼稚園に送り届けた後、コーヒーカップを庭に置いた写真をアップし、1人になって妻のことを考えていたことを示唆した。