演出家の宮本亜門氏(59)が、乳がん闘病の末に亡くなった小林麻央さんを追悼した。

 宮本氏は、市川海老蔵(39)の自主公演「ABKAI(えびかい)」で、第1回(13年8月)、第3回(15年6月)の演出を手掛けた。所属事務所を通じて発表したコメントでは「麻央さんは怒濤の最終舞台稽古の時も、最後列の一番端の席に座り、まるで観音様のような温かい眼差しで、海老蔵さんや皆を見守っていました」と当時の様子を明かした。

 宮本氏は「あまりに優しい穏やかさに満ちて、それはそれは全てが美しい方でした。どうぞ安らかに。これからもご家族を見守ってあげてください。海老蔵さんとともに、良い作品を精いっぱい作らせていただきます」と悼んだ。

 麻央さんは22日夜、都内の自宅で亡くなった。34歳だった。