乳がん闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが22日夜、都内の自宅で死去した。34歳だった。

 小林麻央さんがお天気キャスターや女優を経て「NEWS ZERO」に抜てきされたのが06年10月。「きょうの出来事」の桜井よしこさんらの後任キャスターにするには、日本テレビ内でも不安があったという24歳だった。本紙インタビュー企画「日曜日のヒロイン」は開始直後の同年12月17日に彼女に迫った。番組への意気込みや、少女時代の思い出に、ひたむきな人柄がにじんでいた。ダイジェスト版を掲載します。

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◆中学時代の初恋

 「初恋は中学2年の時でした。同じクラスの男の子で、サッカーが上手で、格好良かったんです。すっごく心臓が痛くなるほど好きでした。片思いでした。それで、あまりに心臓が痛くて、学校を早退して病院に行きました。前の授業が体育でもないのに、次の数学の時間に脈拍が120もあり、絶対に病気だと深刻だったんです。でも、検査の結果は何ともなくて、先生が『(原因は)思春期です』と一言。すっごく恥ずかしくて…」