市川海老蔵(39)が26日午後、ブログを更新し、22日に乳がんで亡くなった妻小林麻央さん(享年34)との「最後のお別れ」を終えたことを報告した。

 「本日は様々な行事を滞りなく終えることができました。まおとの最後のお別れでした」。長女麗禾(れいか)ちゃん(5)長男勸玄(かんげん)くん(4)もすべて立ち会い、白い花を持つ勸玄くんの写真を掲載。「2人がどう感じたのか分かりません。が、常に2人に愛を注ぎたいと思います」と父としての覚悟を誓った。前日の通夜にあたる「みたまうつしの儀」同様、この日も神道式で葬場祭、出棺祭と仏式の葬儀にあたる行事が終わった。

 ひつぎの中には、勸玄くんの隈(くま)取りを入れたことも明かした。「カンカン(勸玄くん)の人生初の隈取りは前々からまおが欲しいと言っていたので、ママにあげると。私のも以前から欲しいと言っていたので」と、隈取りの写真を掲載。

 隈取りは歌舞伎独特の化粧で、それを布に押して写したものは貴重なものとされる。「これをまおへの手紙がわりにしようかと、これから書き入れます。空の上でまおが楽しめるようにしたためるつもりです」と、布に筆で文章を書く姿も掲載した。ベトナムに渡って掘り出したルビーを加工し、結婚披露宴で手渡したネックレスも「まおに天まで持って行ってもらうものの1つに」と入れた。

 午前のブログでは勸玄くんが朝、突然泣きだしたことを明かし、「ママを失ったことをカンカンなりに必死に耐えてたんだ、と分かる泣き方でした」。抱きしめることしかできないとしつつ「ママのように母の愛を、私が味わったことのある母のぬくもりを感じさせてあげることはできない」とつづった。「この歳で母を失うという2人の心の傷を、そしてこの先数十年、その愛がそそがれない不安、途方にくれる朝です」と複雑な思いを吐露した。