4月スタートのフジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ「貴族探偵」(月曜午後9時)の26日最終回の平均視聴率が9・8%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 「貴族探偵」は、初回の平均視聴率が11・8%と、「月9」としては久々の2桁スタートだったが、第2話が8・3%、第3話が9・1%、第4話は8・9%。第5話が8・0%、第6話が7・5%、第7話が7・8%。第8話が7・0%、第9話が8・4%で、前週第10話が8・0%だった。

 苦戦が続く同局の看板ドラマ枠「月9」だが、今年30周年を迎え、その勝負作の主演に嵐の相葉雅紀(34)を抜てき。しかし、10%を超えたのは初回だけで、その後は1ケタが続き、全話通しての平均は8・8%。「月9」復活にはならなかった。

 最終話は、愛香(武井咲)が依頼を受けた具同家のパーティーには脅迫状が届いていた。脅迫状は、1年前のパーティーで事故死として処理された緒方(小松勇司)の死の真相を知っているというものだった。それぞれが疑心暗鬼になる中、具同家の後継者、弘基(桐山漣)と緒方の恋人だった葉子(南沢奈央)が殺害されてしまう。愛香も、何者かに襲われて昏倒。事件の真相、そして貴族探偵の正体、切子(井川遥)の死の真相、全ての謎が解き明かされる、という内容だった。

 7月期の「月9」は、山下智久主演の「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~ ザ・サードシーズン」(7月17日スタート、月曜午後9時)。