乃木坂46が28日、都内でじゃらん新CM発表会に出席した。キャプテン桜井玲香(23)が、妹分グループ欅坂46が千葉・幕張メッセで24日に行った握手会で、発煙筒がたかれる事件が発生し、札幌市白石区の無職阿部凌平容疑者(24)が果物ナイフを所持していたとして銃刀法違反容疑で逮捕された事件についてコメントした。

 事件について質問されると、メンバーに促されるように後列から前列に場所を変えて答えた。「本当に今回は私たちも残念な気持ちだったんですけど、(事件)翌日に欅坂も私たちもAKBさんも握手会を普通に開催させていただいて、ファンの方にも協力していただいて、何とか今まで通り開催できたので、今後も皆さんにご迷惑やご心配をかけないような握手会を開催できるように頑張っていきたいなという話はスタッフメンバーとしました」と神妙な面持ちで話した。

 先輩としての思いも語った。「やっぱり大事な妹グループなので、そこは姉妹グループの先輩として、ケアというのはメンバー同士でちゃんとしっかりしていかないといけないなと今回あらためて感じました」。

 今後の握手会開催については「やっぱり一番支えてくださっているのはファンの皆さんだと思っています。私たちを(ファンと)つなぐ大事なイベントだと思っているので、できればやっていきたいという思いはあります」と開催継続の意思を示した。

 事件は24日午後7時40分ごろ、欅坂46の握手会会場で発煙筒がたかれる事件が発生。千葉西署によると、手荷物置き場付近で阿部容疑者が発煙筒のようなものに点火したことが確認されており、加えて同容疑者が果物ナイフを所持していたことから銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。市消防局によると、発炎筒には消火器が使われたが、けが人はいなかった。

 同署によると、容疑者は「メンバーの女性を刺して殺そうと思った」と供述している。

 この日は、欅坂46の新シングル「不協和音」の発売記念イベントで、メンバーと握手ができる「全国握手会」が開催されていたほか、同所でAKB48らも握手会を行っていた。24日は安全確認後に握手会は再開されたが、一部のメンバーの握手会は、中止になり、後日振り替えとなっていた。