吉本新喜劇座長経験者のタレント石田靖(51)が28日、堺市役所(大阪府)で、竹山修身堺市長(67)を表敬訪問し、新喜劇出演をオファーした。

 石田は、堺市泉北ニュータウンまちびらき50周年事業の公募企画、「みんなが主役!泉北吉本新喜劇」(11月23日、堺市立栂文化会)の新喜劇で座長を務めることから、竹山市長を訪ね、懇談。これまでにも徳島県鳴門市での地域新喜劇の際、泉理彦市長が新喜劇に出演しており、石田は「前に鳴門の泉市長もパチパチパンチをされたので、竹山市長も見た感じ、島木譲二さんに似てるんで、パチパチパンチしてください」と依頼を出した。

 これに竹山市長は即答こそ避けたものの「確かに。以前、新喜劇に熊本県知事も出られてましたね」と、前向きに回答した。

 堺市では9月24日投開票の市長選が控えており、堺市で生まれ育った竹山市長も3選を目指している。今回の企画にも「吉本さんは近大さんと組んで笑いと健康をやってくれてますから、まさに泉北が笑いで元気になっていくすごいいい企画」と高く評価しており、竹山市長が3選を果たしていれば、新喜劇出演の可能性も出てくる。

 これについて、懇談を終えた石田は「(公演は)今度の選挙の後ですからね。通っていたら、ぜひとも(あらためて)オファーして出ていただけたら。開けた堺市を身をもってアピールしてもらえますね」と言い、竹山市長のキャラクターには「堺らしい、力強いかわいさがある」と魅力を感じたと話した。

 石田は4年前の選挙直後、レギュラー出演する夕方報道番組に、竹山市長が出演した際のことを覚えており「あの時は怖い目やったけど素顔は違うんですね。温かい」。選挙戦直後の険しい表情と、現在の柔和な素顔のギャップに驚いたことも明かした。

 そんな石田は5歳、4歳、0歳の子を抱えており、これを知った竹山市長は「堺は3人目の保育料無料でっせ」と“移住”を勧めていた。

 「みんなが主役! 泉北吉本新喜劇」は、新喜劇や漫才の市民出演者のオーディションを予定しており、応募受付は7月1日~28日。