アイドル対抗フットサル「バロンiドール杯」が行われ、妄想キャリブレーション(妄キャリ)がアイドル4チームによるトーナメントを制した。決勝戦では、助っ人として妄キャリに参加しているソロシンガーの河野万里奈(27)のロスタイム弾で劇的な勝利を飾った。

 大会は1月に開幕し、毎月「フットサル部門」「テレビゲーム部門」の二部門が開催されている。妄キャリは、総合成績で首位をキープした。

 この日は「強化合宿」として、ファンとの合同練習、ミーティングなどの1泊2日のイベント内でトーナメントが行われた。河野は「ファンの皆さん同士の試合で参考になるプレーがたくさんありました。妄キャリファンの皆さんからは、助っ人の私にたくさんの声援やアドバイスをいただいていました。活躍できたのは皆さんのおかげ」と笑顔を見せた。一方、前節、前々節のトーナメントを制していたが決勝で敗れた虹のコンキスタドールは、「こんなに悔しいと思わなかった」といつまでも涙がとまらなかった。

 初心者ばかりでスタートした同大会だが、アイドルたちが感情をあらわにする白熱の展開が続いている。大会にはゲストとして元なでしこジャパンの永里亜紗乃(28)が訪れ、試合の解説やアイドルへのワンポイントアドバイスを行った。「どのチームも、たった一つのアドバイスで試合ごとに見違えるように成長していく吸収力がすごい。ここまでできると思っていなかった」と選手たちをたたえた。「涙が止まらないのは、それだけ全力でやった証拠。この経験がいつか生きると思います。」とエールを送っていた。