昨年末に脳梗塞で緊急入院し、今年4月に仕事復帰した元サッカー日本代表のラモス瑠偉氏(60)が3日、都内で行われた60歳以上の活躍する人々を表彰する「プラチナエイジ授賞式」に出席し、ベストプラチナエイジストに選ばれた。

 記念品と花束を受け取ると、「神様と亡くなった奥さんが見守ってくれてたんだと思う。こんなにすてきな賞をいただいて、頑張ってよかったなと思っています。言葉ないくらいうれしく思っています。感謝、感謝です」と喜んだ。現在、リハビリは順調に進んでいるという。「体はもう大丈夫。あとは脳がちょっとね。お医者さんからは、『現役復帰するわけじゃないんだから、もっとゆっくりやんなさい』と言われてますよ」と笑った。

 さらに、サッカー界に関しては「ラモス節」も全開。「へたくそばっかりですから。甘いですよね。前向かないで、横ばっかり。『カニサッカー』ですよ」と辛口に評した。「日本代表にはへたくそいませんけどね。8月31日(のオーストラリア戦)楽しみにしていますよ。でも、そこで結果が出なかったから、ほえますよ!」と宣言した。再び監督業に意欲はあるか聞かれると、「今すぐにでもできますよ。そのために準備していますから」と自信満々だった。

 ラモスと同様にベストプラチナエイジストに選ばれた女優かたせ梨乃(60)は「まだまだ恋愛できる年齢でもありますし、まだ未婚でもありますし。『梨乃ちゃん』って呼ばれるかわいい女性になりたいと思います」とほほえんだ。

 特別賞を受賞した三浦雄一郎氏(84)や昨年の受賞者の俳優渡辺裕之(61)も出席した。