演歌歌手の真田ナオキ(27)が6月28日にリリースした新曲「別れの夜明け」のキャンペーンイベントを5日、大阪・堺市の山吹レコードで行った。

 カップリング曲「僕の中には君がいる」を含む計6曲を熱唱。開始前から熱心なファンが集まり、立ち見客も出る盛況ぶりだった。この日発表のオリコン週間ランキング(演歌歌謡)でも初登場12位につけるなど、まずまずのスタートを切った。

 16年4月のデビュー曲「れい子」に続く2枚目のシングルで、作詞作曲は師匠の吉幾三だ。歌手を志したのは20代になってからと遅かったが、東日本大震災で多くの歌手が被災地を訪問する姿を見て、心を決めた。「人に聞いてもらえる声を作りたい」と人気のない海辺で声をつぶし、男らしさとセクシーさを併せ持つハスキーボイスを作り上げた。

 端正なマスクで女性ファンが多いのはもちろんだが、中高年男性から「カラオケで歌ってるよ」と声をかけられることも多いという。吉幾三からは「(カップリングを含む)今回の2曲はまったく違う曲ですが、両方歌えるこいつは久々にすごい子だなと思っています」と実力を高く評価されている。

 「1年間、365日ステージができるように頑張ります」。明日も大阪でイベントが予定されている。