杉良太郎(72)が12日、山梨・大月市の笹子峠にある県天然記念物「矢立の杉」を訪れ、「身代り両面地蔵菩薩(ぼさつ)」の建立10周年記念式典に参加した。同所には杉が作詞作曲した曲「矢立の杉」の歌碑も建立されている。

 地蔵は、杉の見守りと万人の幸せを願って、表面は杉に裏面は妻伍代夏子(55)の顔に似せて作った。「生きることに疲れた時にはここに来ると良い。菩薩が苦しいことの身代わりになってくれる。今日、自分の顔をした菩薩に手を合わせて魂を入れました。『仏を作って魂入れず』になってはいけないから」と、多くの人に同所を訪れて欲しいと願った。

 さらに「私が死んだ後でも、ここに来れば杉良太郎がいるとなればいい。そんな強い思いを持っています」と言葉に力を込めた。式典には山本譲二、山川豊とEXILEのUSA、TETSUYAも出席した。