リリー・フランキー(53)が13日、東京・港区の慶応義塾大学三田キャンパスで、映画「パーフェクト・レボリューション」(松本准平監督)のバリアフリー上映会に参加した。「バリアフリー上映会」とは、視覚、聴覚に障害のある人でも映画を楽しめるアプリ「UDCast」に対応した上映会。

 映画は、講演やイベントなどで障がい者の性を訴える熊篠慶彦氏の実話をベースにした物語で、車いす生活をおくるクマ(リリー)と人格障害を抱えるミツ(清野菜名)が、障害という壁をぶち壊して2人で革命を起こそうとする姿を描いた。

 リリーは「タイトルが大風呂敷広げすぎじゃないかって、何回も言ったんですけど」と、タイトルに納得のいかない様子。清野とキスを交わすシーンがポスターに使われているが、「あのポスターも恥ずかしいと思ったんですけど。宣伝の人に言ったら『女子の中ではこれがいいってなったんです』って、どの女子だよ」とぼやき、笑わせた。しかし清野の演技には満足しているようで、「なかなか同い年ぐらいの女優さんで、この役はできない。から滑りになっちゃいそう」と評価した。

 大学の教室で行われたイベントで、多数の学生が集まった。「ゼミの学生さんなんですか? 先生んとこ、エロい学生さんいっぱいいるね」とオヤジ目線で笑いを誘い、「ジーパンのまたがみ深くない? 女子アナ志望ですか? どこの局?」と、興味津々だった。