ミュージカル「ピーターパン」(24日開幕、東京国際フォーラムホールCほか)のフォトコールが23日、同所で行われ、今作で女優デビューする主演の吉柳咲良(きりゅう・さくら=13)、ウェンディ役の神田沙也加(30)らが宙を舞った。

 吉柳は昨年9月のホリプロタレントスカウトキャラバンで最年少グランプリを受賞。直後の10月から、歌のレッスンなどに励んできた。今年6月上旬からは舞台稽古に入り、神田や鶴見辰吾(52)ら先輩に支えられながらこの日を迎えた。

 フォトコールでは、ウェンディ、ジョン、マイケル3きょうだいと空を飛ぶ「アイム・フライング」を披露した。

 ワイヤでつられ左右に揺れたり、くるくると宙返りしながらも、堂々の歌唱でピーターパンになりきった。

 取材に応じた吉柳は「いつも通り飛べました。やってる途中に『やっぱり楽しいな』って」と、すっかりフライングをモノにした様子。「最初の頃より声も出るし、体力もついたと思うので、全力で本番を迎えるだけです」と力強く語った。

 東京国際フォーラムでの公演後は、8月5日、6日に静岡公演、12日、13日には大阪公演が控える。「お客さんの反応が気になります。東京、静岡、大阪、各地で違うと思います。今まで頑張ってきた成果を、いろんな人に見てほしいです」と、目を輝かせた。