肺炎のため21日に亡くなった、平尾昌晃(ひらお・まさあき)さん(享年79)の作曲「よこはま・たそがれ」で、スター歌手となった五木ひろし(69)は23日、大阪・新歌舞伎座の座長公演千秋楽を迎え、平尾さんの楽曲3曲を追悼歌唱。平尾さんとのデュエット曲「カナダからの手紙」を歌った歌手畑中葉子(58)も涙ぐみながら悼んだ。

 「五木ひろしを作っていただいた方…です…」

 座長公演の千秋楽。カーテンコールを終え、出演者もはけた最後の最後、五木は震える声であいさつした。「よこはま-」と「ふるさと」「別れの鐘の音(ね)」を熱唱。「平尾さんを思うと(座長公演を)まっとうできない」として、平尾さんの話は最終盤まで封印。閉幕後取材に応じ、平尾さんとの思い出を語った。