アイドル対抗フットサル「バロンiドール杯」のシーズンファイナルイベントが29日、都内で行われ、妄想キャリブレーション(妄キャリ)が最終順位決定トーナメントを制し初代王者に輝いた。

 同大会は2017年1月に開幕し、妄キャリ、虹のコンキスタドール(虹コン)、FCアークジュエル、ベボガ!の4チームが毎月、フットサルとテレビゲームの両部門のトーナメントで順位を競っていた。妄キャリは両部門の総勝ち点で1位、フットサル部門では2位だった。

 妄キャリの胡桃沢まひるは「私たちは『秋葉原の体育会系』を自称しているので、負けられない重圧はありました。優勝できてとてもとてもうれしいです。スポーツとアイドルという垣根を越えてファンの皆さんと一緒に盛り上がることができて楽しかった」と笑顔。星野にぁは「2連敗した日は帰りの車の中が無言になったし、勝てば大騒ぎ。それくらい勝ち負けにこだわっていました」と振り返った。水城夢子は「ずっとやってきたものが終わってしまって寂しい」と名残惜しそうだった。

 開幕2連敗、計10失点の惨敗スタートだった虹コンは徐々にチーム力を上げ、フットサル部門の年間勝ち点1位、最終順位決定トーナメントでは2位だった。守備の要を務めた的場華鈴は「フットサルがこんなに楽しくて、負けたらこんなに悔しいということがわかりました。ファンの皆さんと団結することもできたし、参加できて本当に良かった。次のシーズンがあれば絶対優勝したい」と、目に涙を浮かべながら語った。最終順位3位のFCアークジュエル、同4位のベボガ!の各選手も口々に「もう1回やりたい!」と関係者に訴えていた。