シンガー・ソングライターの泉谷しげる(69)が、「ケメ」の愛称で親しまれたシンガー・ソングライター佐藤公彦さん(享年65)の訃報に触れ、「ショックだよ」と哀悼した。

 泉谷は30日、「ケメくん逝く」のタイトルでブログを更新。心筋梗塞のため死去したと報じられた佐藤さんについて「同時代を生きた奴が逝ってしまうのはやはりショックだよ 佐藤公彦はオイラより四つも若いのにな 彼もまた逝くことが似合わないキャラだったので信じられん」と率直な心境をつづった。

 泉谷は佐藤さんがボーカル&ギターを担当したフォークバンド「ピピ&コット」とアマチュア時代からともに活動。「一緒に活動した時期はわずかだったが、あの頃は互いにイチバン人気あったときではないか?(笑)だが、オイラは彼のアイドルぶりに嫉妬したのか一緒のステージを嫌がったもンさ~とにかく女の子たちのスゴイ歓声で歌が聞こえなかったらね」と当時の佐藤さんの人気ぶりを振り返った。

 佐藤さんは中性的なルックスで人気を博したが、泉谷は「しかし見た目と違い彼はケッコウ男っぽかったのだ ささいなことに腹てては拗ねるオイラと何か事が起きてもニコニコと対応するケメくん 彼のホウが大人だったンだよ」と人柄をしのび、「数年前のNHK『青春のフォークソング大全集』での共演が最後になるとは 心よりの哀悼を」と悼んだ。