福山雅治(48)主演映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督、9月9日公開)レッドカーペットイベントが31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。

 福山がレッドカーペットに立つと、会場の内外から愛称の「ましゃ」の大声援が飛び交った。福山は「こんにちは。ありがとうございます。あまり、ましゃと言われると…今日は照れくさいんですけど」と照れ笑いを浮かべた。そして「撮り終えてから、わりと早く公開できたんですけど、皆さんに見ていただけるのが楽しみです」と満面の笑みを浮かべた。

 レッドカーペットイベントには福山のほか、役所広司(61)、広瀬すず(19)、吉田鋼太郎(58)、斉藤由貴(50)、満島真之介(28)が登壇した。

 「三度目の殺人」は、弁護士の重盛(福山)が、殺人の前科があった三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し火をつけた罪で起訴され、犯行を自供し死刑はほぼ確実の中、弁護を担当することになり、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始めるところから物語が始まる。三隅の供述が動機を含めて会う度に変わり、違和感を感じた重盛が調査を進める中、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる。ホームドラマを描いてきた是枝監督にとって、長年、挑戦を考えていた初の法廷心理サスペンスだ。

 イタリアで8月30日に開幕する世界3大映画祭の1つ、第74回ベネチア映画祭の最高賞・金獅子賞を争うコンペティション部門への出品が決まった。【村上幸将】