5日目を迎えた「RUN FORWARD KANPEIみちのくマラソン2017」が16日、今年3月に一部避難解除になった福島・飯舘村の道の駅「までい館」にゴールした。

 仲間の芸人からたすきをつながれたタレント間寛平(68)が、200人を超える観衆が見守る中、ゴールテープを切って大歓声を浴びた。菅野典雄村長(70)と飯舘のゆるキャラ「イイタネちゃん」に迎えられた寛平は、コケたギャグを披露しながら「沿道の人々の声援で無事ゴールできました」と笑顔を見せた。

 その後「ふれあいイベント」を開催して、吉本芸人たちがバルーンアートや漫才を披露。スイカ割りをして、集合写真を撮った。寛平は「初めて、そしてやっと飯舘村に入れるようになった。ちょっとずつ住んでる人が戻ってきていることがうれしい。来年も走って少しずつでもいいから、復興している過程を見たり、実感していきたい」と話した。