歌手ASKA(59)が16日夜、楽曲「未来の勲章」ミュージックビデオ(MV)撮影を都内で行った。

 公の場で歌唱するのは、16年10月に福岡での音楽仲間のライブに飛び入り出演して以来。その後、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕されたが、同年12月に不起訴で釈放された。

 歌手ライブ形式のMVで、応募者1万1000人から選ばれたエキストラ300人が歓声を上げる中、ASKAは登場。「お久しぶりです」と笑顔を見せた。「いろいろあったけど、今はこの言葉しかありません。みんなごめん!」とあいさつ。楽曲を2回歌唱した。

 撮影後はファンへのサプライズとして、20年東京五輪をイメージして書き下ろしたインストゥルメンタルの楽曲を会場となったスタジオで流した。「一般公募があれば、参加させていただきたい」と20年東京五輪に強い興味を示した。撮影は約30分。去り際に「やり抜きました! 良かったです」と満面の笑みを見せた。

 撮影したMVは、10月11日発売予定のミュージックビデオ集に収録される。