歌舞伎俳優片岡愛之助(45)が18日、大阪市内で、主演舞台「第10回 永楽館歌舞伎」(11月4~12日、兵庫県豊岡市)取材会に出席した。人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」の大ファンの愛之助は、妻の藤原紀香(46)とともに「ドラクエ」を封印中であることを明かした。

 7月29日に発売された「ドラゴンクエスト11」に一時は夢中になっていたが「いま封印中なんですよ。刑事7人も撮影中で、このドラマの撮影が終わると、主演する時代劇ドラマを5日ぐらいで撮り終えなければいけない。それが終わるまで余裕がないですね」。紀香もドラクエファンといい、夫婦で一緒にプレイするのを控えているという。

 当初は撮影が一段落するまで「ドラクエ」は買わないつもりだったが、弟子からこっそりプレゼントされ「我慢できずにやっちゃった。(紀香と)2人ではじめたんですが、これはマズイ。いまは(仕事先へ)持っていかないようにしています」と苦笑した。

 それでも11月の永楽館歌舞伎には「(ドラクエを)やってますね」と解禁を宣言。永楽館は近畿最古の芝居小屋で、同歌舞伎は愛之助のライフワーク。節目の10回目となる今年は「仙石騒動」などを上演する。同演目は約130年ぶりの上演となり、愛之助は「あまりにも超大作なので、これまで手をつけずにいました。何か特別感のあるものにしたい」と意気込んだ。