倉木麻衣(34)が19日、神奈川・ラゾーナ川崎で今年4月発売のシングル「渡月橋~君 想ふ~」のPRイベントに出席した。

 「夏の思い出にしたい」という倉木本人の意向で、白地に赤いラインの金魚柄の浴衣姿で登場。浴衣を着たのは約10年ぶりだといい「楽しい思い出をつくれたらなと思って、この日をとっても楽しみにしていました。浴衣の柄が(自分と)被っている人はいないかな… 。ゆかったゆかった」とダジャレを飛ばし、「ちょっと涼しくしてみました」と笑わせて炎天下の中で見守るファンを気遣った。

 ソロで同曲を披露後、2000人の応募から選ばれた50人の浴衣姿のファンをバックに、会場全体で再び同曲を合唱した。曲中にはステージを駆け回り、仕切りの柵に近づいてファンの口元に次々とマイクを向けて歌い、交流を楽しんだ。「野外ステージでこの曲を歌うのは初めて。この夏、最高の思い出になりました。一生忘れられない大合唱でした」と感謝した。

 同曲は今年の劇場版アニメ「名探偵コナン から紅の恋歌」の主題歌で、17年度上半期のCDセールスランキング女性ソロアーティスト部門では1位に輝いた。「名探偵コナン」シリーズでは計21曲のテーマソングを歌っており、先月25日には「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」のギネス世界記録公式認定証の贈呈式にも出席した。この件については「みなさんとのギネス(記録)だと思います。また(コナンと)ご一緒させていただける時は、1曲1曲大切につくっていこうと思います」と話した。

 現在、新たな楽曲の制作も行っているといい「また盛り上がれることを願っています」と笑顔で話してステージをあとにした。

 10月25日には、同ギネス世界記録認定記念として、「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST21-真実はいつも歌にある!」を発売する。