上西小百合衆院議員(34=無所属)から「解雇された」とする公設秘書・笹原雄一氏が25日、TBS系「ビビット」に生出演。騒動の真相について語るとともに、今後は暴言騒動渦中にある豊田真由子衆院議員の秘書就任を狙っていると明言した。

 笹原氏は23日、ツイッターで「上西と家城秘書から正式に解雇されました」と報告。当時、上西議員の地元である大阪府吹田市で大規模な停電が発生していたにも関わらず戻らなかった同議員に腹を立てたことが発端のようで、笹原氏は「結論。上西にはもう政治家はやらせない。当然、本人が出るのは勝手だけど、知ってるスキャンダルぶちまけて出馬させない」などと怒りをあらわにしていた。

 番組では上西議員も生中継で出演したが、「現場に議員が行くのはジャマ」との考えから、停電区域内の情報収集や市民への呼びかけに従事したと、地元に戻らなかった理由を語った。

 なぜ2人の“内輪もめ”をSNS上で公開したのかについて笹原氏は「(上西議員と)コミュニケーションがとれない状態になったわけです。僕自身が幼稚な人間なので、アルコールも入っちゃって、こうなったら表に出さないと…」と、アルコールの勢いがあったとし、騒ぎになったことについては「僕のツイッターがこんなになるなんて、申し訳ないとしか」と反省した。

 MCのTOKIO国分太一は「前もこういうふうになったじゃないですか。それでもまたやるっていうことは、あえてこういうことを2人で考えてやってるのかなって正直思ってしまう」と“炎上商法”を疑ったが、笹原氏は「それだと展開が早すぎるんですよ。もし僕が企むんだったら、僕と彼女が割れるっていうのはまだ早い。もうちょっと後にとっておきますよ」と釈明した。

 上西議員も、笹原氏の一連をツイートを「酔っ払った勢いで書いたことだと思ってる」とまじめに取り合っていなかったと明かしたが、笹原氏は秘書を辞める決意に変わりはないとのこと「辞めますよ。もともと僕は役割を終えたと思ってる。(上西議員に)不満は別にない」とした。

 また、ツイッターで「知ってるスキャンダルぶちまけて出馬させない」と予告したことについては、「ここは僕のいけないことで、スキャンダル、ないんですよ」と白状し、テリー伊藤らをシラケさせた。

 また今後については「冗談ぽく『豊田議員の秘書やりたい』なんて言ってますけど、本気ですよ」と意欲を見せた。