放送40回目を迎えた日本テレビ系「24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~」が26日夜からスタートし、恒例のチャリティーマラソン走者が、ブルゾンちえみ(27)と発表された。発表直後、都内某所からスタート。90キロを走破して、東京・日本武道館を目指す。

 番組開始から2時間15分後の午後8時45分、走者としてブルゾンが登場した。「本当に光栄。自分の人生の中で起こると思っていなかったこと。選んでくれてありがとうございます」と話したが、目は既に潤んでいた。

 走者は例年5~6月に発表されていたが、今年は7月30日、同局「行列のできる法律相談所」で番組当日に発表すると告知された。マラソン企画が92年に始まってから史上初の試みとなった。サプライズ発表は、長年マラソン企画でトレーナーを務めてきた坂本雄次氏が番組スタッフに、「最後の伴走になるかも知れない。今までにないことをしたい」と提案してきたことがきっかけとなった。

 走者の条件は「当日、武道館にいる人」「走る理由のある人」の2点。当日まで本人にも伝えないルールを決めた。有力候補は当日発表に備え、練習に励んでいた。「できることなら走りたい」と意欲を示したブルゾンは、合間を見て走り込みを行い、仕事先のニューヨークでも走り込んだ。中学・高校時代は陸上部で、長距離走は得意だった。1カ月の間に坂本氏の指導も受け、練習3回目には30キロを走りきった。8日間で合計108キロを走った。

 坂本氏は、指名の理由について「何よりやる気がある」「ポテンシャルが高い」と説明した。ブルゾンはこの日、スタート1時間前に自分だと知らされた。その瞬間「あ~、いやだ~、うそ~」と驚いたが願いがかなって感激していた。

 スターターは萩本欽一(76)広末涼子(37)が務めた。番組などのネタ披露の時に「withB」として登場するコージとダイキも応援に駆けつけた。日本武道館に集まった出演者たちの応援も受けてスタートした。