女優鈴木砂羽(44)が初めて演出を手掛ける舞台をめぐり女優とのトラブルが生じている問題に、フリーアナウンサーの小倉智昭(70)が「砂羽さんのイメージにも影響しちゃう。ちょっと気の毒」と同情した。

 鈴木は今日13日に初日を迎える舞台「結婚の条件」(東京・新宿シアターモリエール)で主演と演出を務めるが、出演予定だった2人の女優が12日、突如降板を発表。降板したのは元準ミス・インターナショナル日本代表の鳳恵弥(36)と築地のおかみも務める牧野美千子(52)で、2人の所属事務所は降板理由を土下座など「鈴木氏から人道にもとる数々の行為を受けた」と主張している。2人もそれぞれのブログで降板を報告し、鳳は鈴木の横暴な振る舞いを暴露した。

 しかし、公演を制作した劇団クロックガールズを主宰、日本テレビ系連ドラ「ごくせん」で知られる脚本家・江頭美智留氏(56)は、マスコミに送ったファクスで、鈴木から土下座の強要はなかったと、鳳の主張を否定。

 鳳らの事務所関係者は日刊スポーツの取材に「鈴木さんが『私たちだけじゃなくあちら(共演者)にも』と頭を下げさせたのは強要にあたる」と主張している。鈴木の所属事務所は「土下座の強要も罵倒もない。鈴木は初日を成功させることに集中している」とコメントしており、双方の見解は食い違っている。

 13日放送のフジテレビ系「とくダネ!」はこの騒動を取り上げ、小倉は「小劇場で短期間にやるような芝居って、演劇関係者って熱い人が多いから、稽古場でつかみ合いなんてのは日常茶飯事だと思うんだよ。それがなんでこんなことになっちゃったのか」と首を傾げた。

 また「人気女優の鈴木砂羽さんだからこれだけ大きな話になったんだろうし、鈴木砂羽さん初演出だからやっぱり相当力も入りますよね」とコメント。「砂羽さんのイメージにも影響しちゃうからね、ちょっと気の毒な感じがしますけど」と語った。