俳優の坂上忍(50)が、舞台作りにおける指導とパワーハラスメントの線引きについて持論を展開した。

 14日放送のフジテレビ系「バイキング」は、女優鈴木砂羽が演出を手掛ける舞台の稽古中に女優に対し土下座を強要したなどとされるパワハラ疑惑について取り上げた。

 坂上は、演出家と女優とのコミュニケーションがうまくいかなかったことが騒動の原因だと推察し、「こんなこと言ったらひんしゅくを買うのかな」と前置きした上で、「これでハラスメントって言われたら、良いもんなんか作れるんですか? 作りにくくなっちゃうでしょ」と、パワハラの線引きに疑問を投げかけた。

 自身も演出を手掛ける坂上は、「だってヤバイ人いっぱいいるでしょ。俺もヤバイと思うし。俺、トコトン追い込むから」と、役者に対する指導方法について語り、「現状として監督さんでも演出家さんでも“追い込み系”の方がいらっしゃって、でもそういう人たちがちゃんとしてるのは、追い込んでもちゃんと裏のところでその女優さんなり俳優さんのマネジャーさんとやり取りしてて、だからこんなことにならないはずなのよ」と説明した。