俳優高橋英樹(73)らが14日、都内で、「第15回グッドエイジャー賞」授賞式に出席した。

 同賞はすてきな年の重ね方をした人を表彰するもの。高橋は「大好きな仕事をさせていただき、楽しく生きてきたことが受賞につながったのはありがたいです」と喜びを口にした。

 司会者から「断捨離」について聞かれると、「全部で33トン持っていってもらいました」と話した。きっかけは、娘であるフリーアナウンサー真麻(35)の「先が無いんだから片付けたら」という言葉だった。「3カ月くらいかかりました。今はスッキリしていますが、必要なものも捨ててしまったようで、『あれ、バケツは』となっています」と笑った。

 真麻の結婚については「まぁ、どうでもいいですね」と最初は強がった。しかし、「男は強がりを言いますから」と続け、「なるべく早く安心できたらいいね。とにかく、健康でいてくれればいいです」とほほ笑んだ。

 今後は「さんざん切ってきたので、切られる役をやってみたい」という。しかも、現代劇でやりたいと言及した。「時代劇だと型にはまってしまうでしょう。現代劇の方が生々しくできそう」と意欲的だった。

 同賞は歌手岩崎宏美(58)プロレスラー蝶野正洋(53)作家童門冬二氏(89)生活の木代表取締役重永忠氏(56)も受賞。

 岩崎は「自分の衣装で1番痩せて見えるものにしました」と緑のドレスで登場。「ハイトーンを維持するのが大変だけど、昔でなかった低音が出るようになったり、ファルセット(裏声)を使えるようにもなって音域が広くなっているので歌うことが楽しいです」といい、「この年になると痩せていく人と太って行く人といますが私は後者なので、体形は今のままを維持しつつ、声を大切にして歌っていきたいです」。

 蝶野は「プロレス界では老害ですが、ここにくるとまだまだひよっこですね」と笑い、今後は「自分が猪木さんや藤波さんにしてもらったように、後輩たちにも自分の背中を見せられるように頑張りたい」と話した。