結成20周年を迎える「ブラックマヨネーズ」の特番「逆襲の3軍!~青春時代1軍だったヤツら、そらみたことかSP~」(26日午後7時57分=関西ローカル)が15日夜、大阪市北区のカンテレ(関西テレビ)で収録され、吉田敬(44)小杉竜一(44)が会見した。

 小杉が前コンビを解散後、吉田に声をかけられて98年にコンビ結成。以来20年、普段も仲良しの2人は秘密もなく、解散危機もなかったという。吉田は「こいつ(小杉)が、どの関係者と関係持ったかも知ってた」、小杉は「遊んでる女の子がかぶったこともある」とも告白した。

 05年にM-1グランプリで優勝後、全国区としてブレークした2人。吉田の独特のボケを小杉が色づけをし、吉田の実は秘めたるまとめる才能を小杉が尊敬するなど、公私ともに認め合ってきたコンビだ。

 そんな2人の間にも、亀裂が入りかけたことはあった。それは、小杉の激太りだった。90年代後半から00年代前半、大阪のお笑いコンビには、「片方がイケメン」といった暗黙の“売れる”ルールがあった。若手時代、小杉の方が「イケメン枠」だったが、小杉は日に日に太っていき、やせる気配がまったくなかったのだ。

 吉田は「太って、太って、やせへんから、ほんまに腹立って、マネジャーと2人で天下茶屋の飲み屋でこんこんと説教した。やせろよ! と」。すると、小杉は情けなさのあまり号泣。それを見て、吉田は「そこまで申し訳ないと思うてるんなら、しゃあない」と許したと明かした。

 小杉は「吉田のね、シビアな考え方に合わせて、ストレスで太ったんですわ」と釈明。吉田は「あれ、許して以来、太り続けですわ。怒りを通り越えた」とあきれてもいるようだ。

 吉田の目線に気づいた小杉は「20周年の次、目標はダイエットやな」と笑わせ、小杉と吉田、2人ならではの抜群の間合い、呼吸を見せていた。