鈴木砂羽(44)が主演・初演出した舞台「結婚の条件」が18日、東京・新宿シアターモリエールで閉幕した。開幕2日前の今月11日、出演予定の女優2人が鈴木から土下座の強要など「人道にもとる数々の行為を受けた」として降板する騒動が発生。鈴木は2人の主張を否定し、代役を立て、6日間で10公演を無事上演した。

 カーテンコールで「大変ご迷惑とご心配をおかけしました」と観客に謝罪。「ここまでこられて良かった」とホッとした表情を見せた。演出は初挑戦だったが「(これで)こりごりとか絶対に言わない。情熱みたいなものがあって、いろいろ誤解されちゃったけど負けたくない。これからもいいものを作っていきたい」と話した。終演後、取材陣に千秋楽を無事迎えた感想を聞かれ「勉強になりました。いっぱい修業して、皆さんとまた別の現場でご一緒できれば」と笑顔を見せた。