NHK木田幸紀放送総局長が20日、定例会見を行った。女優斉藤由貴(51)の不倫騒動を受け、斉藤がゲスト出演しているBSプレミアム「ザ・プロファイラー」10月5日放送分を、別の回と差し替えると発表した。

 歴史上の偉人の真実に迫る番組(MC岡田准一)で、斉藤は新シリーズ第1回のオードリー・ヘプバーンのテーマでゲスト出演し、女性の生きざまなどについてコメントしていた。急きょ、第7回で放送予定だった明智光秀の回に差し替えることになった。

 木田総局長は「プライベートなことはコメントする立場にない」とした上で「俳優としてせりふなどの役を演じているのではなく、社会人として個人の感じること、考えることを語る内容。今の状況の中で、そのまま放送するのは差し控えたいと思った」。また「視聴者からは、しばらく、いろいろ厳しいご意見があったと聞くが、件数は把握していない」と話した。

 出演中のEテレ「高校講座 物理基礎」は、「学問知識を伝える番組」であり、これまで通りの出演になるという。木田総局長は「この手の番組は撮りだめしており、ストックを予定通り放送していく」とした。