吉高由里子(29)主演映画「ユリゴコロ」(熊沢尚人監督)が23日、初日を迎え、東京・新宿バルト9で舞台あいさつが行われた。

 殺人を犯していく女性がつづったノートが見つかり、現代と過去が交錯していく物語。殺人者を演じた吉高は「すごく引きずられ、自分を摩耗した作品。たくさんの方に見ていただければ」とPRした。熊沢監督から「吉高さんなくしては作れなかった作品。100年残る吉高さんの代表作だと思う」と褒めちぎられ、吉高は「恥ずかしい~」と照れた。

 ストーリーにちなみ、純愛について聞かれると、出演者は思い思いに答えた。清野菜名(22)は「15歳からジャスティン・ビーバーがめちゃくちゃ好き」。松坂桃李(28)は「父親が母親に土下座する勢いで『君と結婚できなかったら死ぬ』とプロポーズしたと。ドラマのセリフでもないよ、と思っていましたが、それくらい思いが強かったのかな」。吉高は「愛は人から教えられるものではない」と前置きした上で「20歳を過ぎてハイボールのCMをやらせていただいています。日本でも海外でも、家でも外出先でもハイボールを飲みます。純愛の形を貫いています。愛の結晶のシュワシュワです。皆さん、おうちに帰ってからいかがでしょう。お後がよろしいようで」と、独特のセンスで語り、観客を和ませた。

 ほか、佐津川愛美(29)清原果耶(15)が出席。