演歌歌手岩本公水(42)が26日、秋田・羽後町の実家で稲刈りを行った。デビュー翌年の96年から毎年行っている恒例行事だ。

 冷夏や豪雨の影響で、今年は例年より少し遅い収穫日を迎えた。曲がりくねった山道を越え、実家の田んぼを実際に見るまでは「無事に収穫出来るかしら…」と心配していたが、立派に育った稲を見てホッとした表情を見せた。

 この日、いつも通りに近所の人たちも協力をしてくれて、一緒に汗を流した。いつも、つえをついて歩いている年配の人が、つえを手放して稲刈りを始める姿を目の当たりにした岩本は、「お米作りは皆を元気にしてくれるのだと、あらためて感じました」と感激。「田植えも稲刈りもやっている歌手ってそういませんよね。何てすてきなことでしょう。これからもお米作りを通して、故郷と繋がっていきたい。支えてくださる皆さんに感謝してこれからも頑張ります」と目を輝かせた。

 収穫した量は約1800キロ。全国のファンや関係者にプレゼントをする予定だ。