3人組男性ユニット、w-inds.が27日、東京・日本武道館で全国ツアーのファイナル公演を行った。

 約8000人のファンは1曲目「Come Back to Bed」からグループカラーの青色ペンライトを持って総立ち。緒方龍一(31)の「一緒に楽しんで!今日は最高の1日にしましょう」の呼び掛けに大歓声で応じた。橘慶太(31)は「デビューから17年の間には筋肉ムキムキで迷走して時期もあった」と笑わせ、千葉涼平(32)は「皆さんがいるからこの武道館に立てている」と感謝した。

 この日発売の新曲「Time Has Gone」も歌唱。通算39枚目のシングルで、“サンキュー”の意味を込めてデビュー以来、初めてファンに動画撮影を許す粋な計らいを今ツアーで行っている。

 同曲は橘が作詞・作曲やプロデュースまで手がけた。ソロ活動も活発な橘だが、w-ins.としては、前作「We Don,t Need To Talk Anymore」に続く、全面プロデュース作としては2曲目の自信作だ。

 w-inds.は、01年3月に「Forever Memories」でデビューしてから一貫してライブにこだわってきた。翌02年から毎年全国ツアーを行い、16年までの15年間で534公演を実施。150万人以上を動員している。

 活躍の場は国内だけではない。海外での単独公演はこれまでに香港8回、台湾7回、上海2回の計17回を実施。18回目の海外公演となる11月11日の香港ライブも決まっている。

 15年には「第19回 China Music Award」に出演し、アジアで最も影響力のある邦人アーティストに選ばれた。昨年は香港の在外公館長表彰(総領事表彰)を授与された。

 グループ名の通り、活躍のウイングを東南アジアにも広げて旋風を吹かせ続けている。