吉本興業株式とイオンエンターテイメントは27日、映画の製作、宣伝、配給、興行業務において提携することで合意したと発表した。

 イオンエンターテイメントは、日本国内最多の90館、763スクリーンを誇るイオンシネマの運営会社。数々のコンテンツと、制作能力を持ち合わせた吉本興業と提携することで、新たな映画コンテンツを共同で製作、宣伝、配給、興行していく。

 また、映画関連の商品開発やイベント、展示会などの開催で、多面的に映画コンテンツを発信していく。今後は32万部を超えるヒット作となった吉本所属のキングコング西野亮広(37)が原作の絵本「えんとつ町のプぺル」のアニメ化などが候補に挙がっている。

 吉本興業とイオンモールは、13年9月にエンターテインメント事業に関する基本協定を締結している。よしもと幕張イオンモール劇場、ハイスクールマンザイの合同開催、クールジャパン・コンテンツを海外で展開する合弁会社「MCIPホールディングス」への出資などで、双方の強みを生かした共同事業を積み上げいる。今回の提携で今までの取り組みをさらに深化させて、新たなステップとして映画事業を中心にさまざまな展開を実現させていく。