ヒップホップグループ、ライムスターの宇多丸(48)が、引退発表した歌手安室奈美恵(40)の過熱報道に苦言を呈した。

 宇多丸は27日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」に出演。安室が引退発表後に過度な取材が続いているとして自粛を求めたことを受け、「ワイドショーとか観てると、『お前ら全然、安室ちゃんの本当の偉大さをわかっていないで報道してゴシップ的なところだけやって』って、ファンとしてはちょっと舌打ちしたくなるような報道の仕方もちょいちょいある。なんかイラッとします」と不快感を示した。

 さらに宇多丸は「安室ちゃんはずーっと走り抜け続けてるんですよ、ツアーの数とかリリース量だってずーっとハンパないまま続けてきて。なおかつ、すごい内気な人なんですよ。いろいろ辛いのも乗り越えてやってきて、お子さんもちょうど成人されて、ちょっとここらで一息って考えるのは普通じゃね?」とおもんばかり、「何を騒ぐことなんだよ、休ませてあげなさいよ」と呼びかけた。

 安室は26日に公式サイトを更新し、「先日、引退発表をさせていただいてから、一部マスコミの方で、私人である家族や、スタッフの自宅、職場などに過度な取材が連日続いております。マスコミの皆様どうかお願いです、家族、スタッフに対する過度な取材を止めていただけないでしょうか…何卒、ご理解の程よろしくお願い申し上げます」と求めた。