東映は29日、1957年(昭32)から制作、販売している「東映スターカレンダー」18年版に、人気声優の神谷浩史と鈴村健一を起用したと発表した。「東映スターカレンダー」半世紀の歴史の中で、声優が起用されるのは初めて。

 神谷はテレビ朝日系で放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」(日曜午前9時半)でショウ・ロンポーの声を、鈴村は07年の放送から10周年を迎えた今も人気の「仮面ライダー電王」のリュウタロスの声を担当しており、9月に2ショットで登場する。

 神谷と鈴村は特撮に造詣が深く、文化放送で12年から放送が続く人気番組「東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー」(金曜深夜0時半)も担当。そうした活動と人気から今回、声優としては初の「東映スターカレンダー」登場が決定した。29日の「東映公認-」では、撮影時のエピソードを語る。声優初参加となったカレンダー出演を、2人がどう語るか、注目だ。

 また映画「探偵はBARにいる3」(吉田照幸監督、12月1日公開)から松田龍平と志尊淳が初登場し、前田敦子も5年ぶりに再登場。18年2月公開の映画「犬猿」(吉田恵輔監督)からは、筧美和子が初登場する。18年夏公開の映画「終わった人」(中田秀夫監督)から、主演の舘ひろしが81年版以来37年ぶりに再登場を果たす。同じく主演の黒木瞳も登場する。

 「東映スターカレンダー」は、映画配給各社のカレンダーの中でも、片岡千恵蔵、市川右太衛門、月形龍之介、大友柳太朗をはじめ高倉健、梅宮辰夫ら、男性俳優が登場してきたのが特徴だ。実写だけでなく、アニメーション、戦隊ものなど特撮などジャンルが増えてきた中、18年版は神谷、鈴村をはじめ、時代を象徴する俳優陣が顔をそろえた。10月1日から発売される。