女優有村架純(24)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の最終回が9月30日に放送され、関東地区の平均視聴率が21・4%(関西地区21・3%)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。同29日の放送も22・7%(同20・4%)と高視聴率だった。

 初回から最終回までの期間平均視聴率も関東地区で20・4%(同20・3%)と、前作「べっぴんさん」の20・3%を0・1ポイント上回った。「ひよっこ」は、評価が高かったものの、前半は20%台が少なかった。ただ、作品の良さが浸透し始めた後半は、ほとんど20%オーバーとなった。7月20日の放送から最終回まで連続して20%台を記録した。

 最終週の9月27日には、それまでの同作最高視聴率23・9%を記録。同28日にはさらに記録を更新し、24・4%を記録するなど終盤に向かってさらに盛り上がりを見せていた。

 先月30日に茨城県内で行われたファン感謝イベントで、有村は後半の高視聴率に「自分たちが信じてきたものが皆さんに届いてくれて、私たちとしては、ありがたく、幸せなことだと思いました」と語っていた。共演の磯村勇斗も「うれしいです」。佐久間由衣も「いろんな人に見てほしいと思ってやってきたので幸せです」。泉沢祐希も「脚本が面白かったので、見てくれる人が広めてくれる安心感があった」と語っていた。