乃木坂46伊藤万理華(21)が4日、東京・渋谷のGALLERY X BY PARCOで、5日からスタートする初の個展「伊藤万理華の脳内博覧会」の関係者内覧会に出席した。2日、年内でのグループからの卒業を発表したばかりで、発表後初めて報道陣の前に登場した。

 卒業について、「6年間、乃木坂の1期生として活動してきて、やっと個展を開けるってなって、存在意義を伝えられると思って、製作期間、やりきっている感じがしました。それが世に伝わるんだなと思ったら、すっきりしそうだなと思って、卒業を発表しました」と心境を明かした。アイドルとしてやり残したことはないと言い、「やれることはやったので。後はメンバーと楽しく過ごすのと、ファンの皆さんに応援してくれてありがとうという感謝を伝える期間だと思っています」と話した。

 卒業後の予定について聞かれると、「自分の好きなものだったりを発信していく人になれたらいいなと思っています。でも、具体的には決まっていないです」と答えた。11月7、8日にはグループ初の東京ドーム公演も控えている。「グループとしては一番目標にしてた部分があったので、そこに最後出させてもらうっていうのは、アイドルをやっている中でも価値があることだと思うので、存分にその場を楽しみたいです」と話した。

 伊藤は、11年8月加入の乃木坂46の1期生。母が元ファッションデザイナー、父がグラフィックデザイナーという芸術一家で育ち、小さいころからアートに触れてきた。15年公開の「アイズ」で映画初主演。公開中の映画「あさひなぐ」にも出演しており、ファンの間では演技力にも定評がある。今回の個展では、伊藤が手がけたイラストや空間デザイン作品、映像をはじめ、生駒里奈(21)桜井玲香(23)ら乃木坂46メンバーを撮影した写真や、オリジナル映像、独特な衣装などが多数展示される。