TBSは7日、15日スタートの日曜劇場「陸王」(日曜午後9時)の劇中に登場する、足袋型シューズの製作をミズノに依頼したと発表し、コラボポスターを公開した。

 「陸王」は、老舗足袋業者「こはぜ屋」の社長・宮沢紘一(役所広司)が、会社の存続をかけて足袋製造で培った技術を生かし“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」を開発する物語。劇中に登場する「陸王」の製作を担ったのが、ミズノテクニクス株式会社のクラフトマンで、シューフィッターの亀井晶氏を中心とした「チームミズノ」だ。

 ドラマ制作チームは、「物語のキーとなる足袋型シューズは、普段から本物の陸上用シューズを製造している会社にお願いしなければ、映像のリアリティーを追求できない」と判断。数々のトップロ選手のためにシューズを製作、提供してきたミズノに、劇中に登場する足袋型シューズの製作を依頼し、今回のコラボレーションが実現した。

 完成したシューズは、つま先が親指とそれ以外の指の間で分かれており、まさに「足袋型」でありながら一般的なランニングシューズと同様の外観を併せ持つ、特徴的なシューズとなった。なお、今回のコラボ企画を記念して、ミズノとTBSではコラボスターを制作7日から全国のミズノ品取扱店に掲出される予定だ。

 「陸王」は足袋型シューズだけでなく、陸上シーンそのものにもこだわっており、ランナー役の出演者への走法指導・監修は、15~17年まで箱根駅伝を3連覇中の、青学大陸上競技部長距離ブロックの原晋監督(50)のバックアップを得たことを既に発表している。原監督は5月に行われたランナー役のオーディションにも参加し、ひとりひとりの走法をチェック。竹内涼真ら選ばれたキャストは約半年間、青学大陸上部のメンバーとともに練習した。青学大オリジナルのトレーニング「青トレ」も伝授されたキャスト陣は、長距離ランナーの体を作り上げ、マラソン大会のシーンは迫力あるシーンになっているという。