ハリウッドの重鎮として有名な大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)が過去30年間にわたり、複数の女優たちにセクハラ行為を行ってきたと、ニューヨーク・タイムズ紙が報道。

 女優やニュースキャスターなど、新たな告発者たちが次々と名乗り出る中、ついにアンジェリーナ・ジョリー(42)も同紙に、同氏によるセクハラ被害に遭っていたことを告白した。

 複数の情報筋が米情報サイトTMZに明かしたところによると、当時23歳だったジョリーは1998年、映画「マイ・ハート、マイ・ラブ」のPRジャンケットでホテルの部屋にいた際、同氏に言い寄られという。同氏の迷惑な誘いに驚いたジョリーはこれを断り、同氏は引き下がったという。同映画は、ワインスタイン氏が製作会社ミラマックスのトップだった頃に製作された。

 ジョリーは今まで、ワインスタイン氏のセクハラ行為について苦情を訴えたことはなかったが、今回、ニューヨーク・タイムズ紙に初めて、「私も若い頃、ワインスタイン氏との間に苦い経験がありました。その結果、彼とは二度と仕事をしなかったし、他の女優たちが彼と仕事をする時は、警告もしました」と語ったという。(ニューヨーク=鹿目直子)