ジュディ・オング(67)酒井美紀(39)が13日、都内で特定非営利活動法人「ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)」創立30周年記念特別イベントに出席した。

 世界の子供たちを支援する団体で、ジュディは94年から、酒井は07年から親善大使を務めている。

 ジュディは活動のきっかけについて「病気で体を壊しましたが、元気になっていく時に薬だけでは治らない。たくさんの方の応援やメッセージなどの思いが大切だと感じた」と実体験だったことを明かし、「恩返しで何かをしたかった」と話した。「幸せは、人によって違うけど、健康や時間などの必要以上のものは『幸せのボーナス』だと思うんです」といい、「私たちにとってはほんの一部でも、受け取った人にはすごく幸せに感じることもある」と語った。

 酒井は「テレビ番組でゴミ集積所に暮らす子供たちを取材したのがきっかけでした。心が痛くて何かしたいと思った時にWVJに出会いました」といい、「インド、フィリピンと訪ね子供たちの笑顔を見て、活動がしっかり届いていることを実感しました。時間がかかる作業ですが、微力ながら活動を支えていきたいです」と話した。

 この日、玉の肌石鹸の三木晴雄玉会長から同団体へせっけん1万個が贈呈された。魚型のせっけんを手にしたジュディは「このせっけんには、余るほど幸せが入っていると信じています」と話した。