先日、女優吉岡里帆(24)が、ナレーションを務めた映画「岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち」の公開初日舞台あいさつを取材した。

 動物写真家の岩合光昭氏(66)が、世界中のネコを撮影した。岩合氏が、ネコに語り掛ける様子を交えながら紹介していくNHK・BSプレミアムの人気ドキュメンタリー番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の映画化だ。

 私は、どちらかというと犬派だが、岩合氏が撮影するネコは、表情豊かで、あまりにもかわいいので、時々番組を見ていた。

 関係者が、雑談の中で、「ドキュメンタリー番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』は、ネコ視聴率NO・1だったみたいですよ」と教えてくれた。「えっ、ネコ視聴率?」と思わず聞き返すと、この番組にくぎ付けになるネコが、結構いるという話だった。

 岩合氏や番組スタッフに対して、「ウチのネコも番組を見ています」と打ち明ける飼い主が続出しているのだという。

 岩合氏は、ネコ撮影の“極意”についてこんなことを言っていた。

 「日だまりで寝ているネコと同じように寝て、同時に起きると、距離が縮まって、いい絵(映像や写真)が撮れる」

 つまり、ネコと同じ行動をすることが大事と明かした。そうか。ネコ目線で撮影しているから、ネコもくぎ付けになるのだ。高視聴率の理由がよく分かった。