俳優でお笑い芸人の石井正則(44)が5日、自転車活用推進委員会が選出する7代目自転車名人に就任した。この日、幕張メッセで行われたイベント「サイクルモードインターナショナル2017」内で発表された。

 初代名人は故忌野清志郎さんで、これまで俳優鶴見辰吾、元F1ドライバーの片山右京らが就任してきた。石井はミニベロ(タイヤの小さな自転車)の乗り手だが、歴代6人はロードバイク乗りであることから「いやー、本当にうれしいです。僕は小さいバイクだけ乗り続けてきたので、まさか」と、驚きと喜びが入り交じった表情を浮かべた。最初はタクシー代を浮かせようとの思いから自転車に乗り始めたというが、「そしたら発見がたくさんありました」と笑顔で振り返った。

 現在はミニベロ12台を所有、過去には最大で15台持っていたという石井。ミニベロは、現在2116店舗を訪れたという趣味の喫茶店巡りにも通じているようで、「大きい自転車だとサーッと通り過ぎてしまうけれど、小さいと街をゆっくり見ることができます」と魅力を語った。