女優柴咲コウ(35)が主演し、5日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第44話の平均視聴率が、関東地区で11・4%だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・9%だった。

 

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 

 5日の回は、浜松城では家康(阿部サダヲ)の臨席の元、万千代(菅田将暉)と万福(井之脇海)の「甲冑(かっちゅう)着初め式」が執り行われていた。一方、井伊谷では祐椿尼(財前直見)に病の影が忍び寄る。家康の小姓として田中城攻めに同行することになった万千代は、家康の命を狙う間者を見事討ち取り、一万石の知行を与えられることになる。直虎は万千代に井伊の安堵を考えていないかと確かめるが、万千代は「井伊のものであったものを井伊が取り戻して何が悪い」と反発する。そんななか、祐椿尼が息を引き取る、という内容だった。